若い頃は、時間は無限にあるように思えていました。しかし、40代、50代と歳を重ねるにつれ、ふと立ち止まって「自分の残り時間」について深く考える瞬間が誰にでも訪れます。
お金は大事です。生活を支え、可能性を広げてくれます。 しかし、私たちはそれ以上に大切なものを持っています。それは「時間」。もっと言えば、流れる一秒一秒そのものが、削り出している「命(LIFE)」そのものです。

1. 「時間=命」という厳粛な事実
私たちは、生まれたその瞬間から、死に向かって時間を消費し続けています。
サラリーマン時代、私は生活のために自分の時間を切り売りしていました。それは、人生の一部を差し出して対価を得る行為です。今思えば、毎日のように「自分の命の切り売り」をしていたのかもしれません。
人生の終わりがいつ来るのか、それは誰にもわかりません。だからこそ、その「わからないこと」は、私たちにとって最強のメッセージでもあります。
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有限であるからこその美しさ: 明日がある保証はどこにもありません。この不確実性こそが、今この瞬間を大切にする理由になります。
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お金の価値を超えて: お金は稼げば増えますが、過ぎ去った時間はどれほどの大富豪であっても買い戻せません。
2. 人生の残り時間を考える「折り返し地点」
40代、50代。この世代は、これまでの「社会的な役割」や「他人の期待」から、少しずつ自分のための人生を取り戻す時期です。
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自分への問いかけ: 「もし、今の生活をあと5年しか続けられないとしたら、今の働き方を選ぶか?」
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手放す勇気: 本当に大切なことに集中するために、見栄や執着、不必要な人間関係という「時間の浪費」を捨てていく。それは、死を意識するからこそできる、自分自身への究極の配慮です。
私も5年前に決断しました。管理職としての安定を手放し、今の自営業という道を選んだのは、「自分の命を自分で使い切りたい」という切実な願いからでした。あの決断があったからこそ、今、私は自分の足で歩くこの時間に誇りを持てています。
3. 今を大切に生きるということ
「今を大切にする」とは、決して楽をして生きることではありません。
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熱量を持って取り組む: 自分の選んだ仕事、歩く道、出会う人々に全力を注ぐこと。
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街の鼓動と調和する: ポスティングで街を歩き、かつてのドラマが詰まった古い家々に思いを馳せることも、今という瞬間に命を宿す行為です。
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後悔なき選択: 過去への執着や未来への不安に心を奪われず、今、自分の眼の前にある景色と向き合うこと。それが、人生を最も濃密にする術だと信じています。
【まとめのメッセージ】
「命の残り火を、どこで、誰のために燃やすのか」
時間は、私たちが持っている唯一の資産であり、命そのものです。 お金を追いかけるのも一つの道ですが、私はもう「自分の命を何に使うか」を自分で決めたい。
いつか必ず終わりが来る。だからこそ、今日という日が特別であり、今の仕事が尊い。 5年前のあの苦悩があったからこそ、私は今の自分を愛せているし、これからの時間を楽しむ覚悟もできています。
「これがいい!」
今日も、自分の命の一部であるこの時間を、精一杯噛み締めて歩いてきます。 明石・神戸の街で、最高に価値のある「今」を届けるために。
2026年5月20日〈66〉

