
おはようございます!クラシード明石の鍛冶町です。
日々の現場で1日4万歩近く街を歩いていると、ふとした瞬間に住民の方と心を通わせるあたたかい出会いがあります。
昨日、ある市営住宅の集合ポスト前で配布をしていたときのことです。 すれ違った80代くらいのおばあさんと「おはようございます!」と気持ちよく挨拶を交わすと、足を止めてこんなことを教えてくださいました。
「お兄さん、最近このへんカメムシがものすごく大量に出ててね、気ぃつけなよ!」 「できるだけ黒い帽子や服を着たほうが寄りつかんくてええよ」
そして去り際、笑顔で「ご苦労さん、頑張ってね!」と温かい声をかけてくださったのです。
時間にしてほんの数十秒のやり取り。 しかし、私の心はじんわりと温かくなり、「今日もこの街を歩いていて本当によかった」と胸がいっぱいになりました。
1. 先に「相手のための価値」を差し出す(返報性の法則)
このおばあさんとのやり取りを振り返ったとき、商売や集客において極めて重要な心理原則を思い出しました。 心理学でいう「返報性の法則(何かをもらったら、お返しをしたくなる心理)」です。
おばあさんは、見ず知らずの私に対して何の見返りも求めず、「カメムシに気をつけて」「黒い服がいいよ」という“純粋な役立つ情報と親切心”を先にプレゼントしてくれました。
だからこそ、私はその温かさに強く感謝し、「この街のためにしっかり丁寧にチラシを届けよう」「また笑顔で挨拶しよう」と心から思えたのです。
2. 「売り込み」だけの紙は、なぜ秒で捨てられるのか?
これは、私たちがポストへ投函するチラシでも全く同じことが言えます。
ポストを開けた瞬間、
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「当店が一番安い!」
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「今すぐ買ってください!」
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「期間限定の大特価!」
という“売り手の都合(自分勝手な都合)”だけを押し付けた紙が入っていたら、住民の方の脳は無意識に「売り込みだ」「関係ない」と判断し、ゴミ箱へ直行させてしまいます。
チラシを手にとってくれた住民の方に対して、まず先に「小さな役立つ情報」「安心感」「クスッと笑える親しみ」を差し出せているかどうかが、反響の分かれ道になります。
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「最近、このエリアでカメムシが多い時の対策豆知識」
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「元飲食店の店長が教える、プロ級のひと手間レシピ」
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「地域の皆様の暮らしを守るワンポイントアドバイス」
チラシの隅にほんの数行、相手の暮らしを気遣う一言や役立つ豆知識が載っているだけで、受け手は「親切なお店だな」「うちのことを考えてくれているんだな」と感じます。 この小さな「親切の先出し」こそが、読者の警戒心を解き、反響へと繋がる第一歩です。
3. 一瞬の挨拶、1枚のチラシに「誠意」を込める
元飲食チェーンの店長時代もそうでした。 ただ商品をテーブルに運ぶだけの接客と、「今日は寒いので温かいお茶もどうぞ」と一言添える接客。お客様の記憶に残り、次も通ってくださるのは間違いなく後者でした。
市営住宅のおばあさんが私にかけてくれた、思いやりのある一言。 私は、あの温もりをそのまま自分の配る1枚1枚のチラシに込めて投函したいと思っています。
「ただ配る作業」にするのか。 「地域の皆様の暮らしが少しでも豊かになりますように」と願いを込めてポストの奥まで整えて入れるのか。
紙の端の丁寧さや、現場での気持ちの持ちようは、不思議と受け取る相手に伝わるものです。
【まとめのメッセージ】
「相手を想う親切の先出しこそが、人の心を動かす最強のマーケティングである。」
売り込む前に、まず相手の役に立つ情報を。 理屈や損得勘定の前に、人と人との誠実な温もりを大切にする。
「これがいい!」
さあ、今日もおばあさんからいただいた温かい元気を胸に、笑顔で、明るく、元気よく! 本日も誠実に、ポスティングの現場へ行ってまいります!

