「チャンスには前髪しかない。通り過ぎてからでは、もう二度と掴むことはできない」
ラブレーが残したこの言葉を、50代になった今、これほど痛感することはあっても、以前の私には全く響いていませんでした。 「いつかやろう」「今はいいや」「面倒だからまた今度」。そんな言葉で、どれほど多くのチャンスをみすみす逃してきたことか。
しかし、自分の足で街を歩き、自分の人生を舵取りするようになった今、私は確信しています。運命を切り拓くのは己であり、今の境遇を作るのもまた己である、と。

1. 「今」動くことの、必然的な理由
気づいたその瞬間に、サッと動く。 成功している人たちが口を揃えて言うこの「即行動」の秘訣ですが、私にはもう一つ、もっと切実な理由があります。
-
忘却との戦い: 人間の記憶力はあてになりません。あとでやろうと思っても、その瞬間の熱量やアイデアは、時間が経つほどに冷め、やがて忘れ去られてしまいます。
-
行動しないことの代償: 「絶対にあとでやる」と強い意志を持てる人なら良いでしょう。しかし私は違いました。後回しにすればするほど、やる気は失せ、結局「やらない」という選択をしてしまう自分を知っていたからです。
-
心の不一致を埋める: 自分が「やるべきだ」「やりたい」と思ったことと、実際に「やったこと」の間にズレがある。この不一致が積み重なれば重なるほど、心は歪み、やがて不調をきたします。
2. 「思考と行動」を一致させれば、心は健やかになる
結局、人は「こうしたい」と思った通りに行動している時が、最も精神的に健康です。
-
自分との約束を守る: 小さなことでも、気づいた瞬間にサッと行動に移す。その積み重ねが、「自分は、思ったことを実行できる人間だ」という揺るぎない自己信頼へと繋がります。
-
心の病を未然に防ぐ: 「やりたい」と「やっていない」の乖離を減らすこと。それは、自分自身の心を守るための、最も効果的な予防医学のようなものかもしれません。
-
やればできる、の正体: 努力は裏切りません。思い立って即座に行動するという単純な努力の連続が、いつしか自分の環境を劇的に変える大きな力になります。
3. 時間は命。だから「待った」は効かない
「タイム・イズ・ライフ」の考え方とこれは直結しています。
チャンスという前髪を掴むタイミングを逃さないことは、自分の命の時間を最大限に輝かせることと同義です。 「成功」とは、大それたことではありません。今日、目の前に現れた気づきに対し、言い訳をせずに即座に手を伸ばす。その連続こそが、自分という運命を切り拓く唯一の道なのです。
【まとめのメッセージ】
「今、この瞬間に手を伸ばせるか」
運命を作るのも、環境を作るのも、すべては自分の行動一つ。 あの頃の私は「面倒くさい」という言葉で自分の可能性に蓋をしていましたが、もうそんな自分とは決別しました。
気づいた瞬間に動く。 その不器用で、しかし最高に清々しい生き方が、5年後の今の私を、心身ともに最強の状態へと押し上げてくれました。
「これがいい!」
チャンスの前髪は、もうすぐそこにあります。 今日も私は、研ぎ澄まされた感覚で、目の前の気づきに誰よりも速く手を伸ばし、力強く一歩を踏み出してきます!
2026年5月21日〈67〉

