現代を生きる私たちは、どうしても「横の軸」ばかりに目を奪われがちです。
今の人間関係、今月の売上、SNSでの評判……。
目に見える世界、今この瞬間の出来事だけで人生を計ろうとしてしまいます。
けれど、結論から言います。
目に見える「横の軸」をどれほど整えても、目に見えない「縦の軸」が通っていなければ、人生はいつか必ず行き詰まります。

1. 縦の軸は「命の根っこ」である
倫理法人会の創始者、丸山敏雄氏が説いた「純粋倫理」の中に、「縦横十字(じゅうじ)の愛和」という教えがあります。
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縦の軸: 祖先から親へ、自分へ、そして子孫へと繋がる「命の時間軸」。
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横の軸: 夫婦、仲間、取引先など、今同じ時代を生きる人々との「空間的な広がり」。
人間関係や経営がうまくいかないとき、私たちは横の軸(他人との距離感)ばかりを調整しようとします。
しかし実は、「縦の軸(親への感謝、祖先への敬意)」が自分の中でまっすぐ立っていないことが、横の軸が歪む最大の原因であるというケースは少なくありません。
私たちが今、こうして生きている幸せは、自分で成し得たことではありません。
膨大な命のつながりの上に、たまたま今、立たされている。
その事実に気づいたとき、人生に対する謙虚さと、力強い安心感が生まれます。
2. 「経(たて)」がなければ「営(よこ)」は続かない
これはビジネスにおいても同じです。
「経営」という字の通り、会社というものは縦と横の組み合わせで成り立っています。
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「経(縦)」: 創業の理念、何があっても変えない志、倫理的な価値観。
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「営(横)」: 時代に合わせる事業の変化、マーケティング、技術革新。
縦糸(経)という揺るぎない筋が通っているからこそ、横糸(営)という時代の変化を大胆に織り込んでいけるのです。
縦の理念がブレれば、どんなに横で戦略を練っても、組織は必ず迷走します。
3. 次世代への影響という「贈り物」
僕がこの「縦の軸」を大切にするのは、これが自分一代の話ではないからです。
何を大切にし、何を雑に扱うか。
その思考と行動は、必ず未来の子供や孫にまで影響を与えます。
親祖先を大切にする姿勢は、単なる精神論ではなく、自分自身の行動の質を決定づけ、結果として次世代へ継承される「最高の遺産」になる。そう僕は信じています。
【まとめのメッセージ】
「見えない縦の軸を大切に生きること。それが、目に見える世界を美しく整える。」
同じ仕事をしていても、心がどんな状態かで見え方は全く違ってきます。
僕たちが見ている世界は、実は目に見えない力の結晶です。
「これがいい!」
今日も、自分の根っこである命のつながりに感謝して。
縦の軸をまっすぐにして、今という横の広がりを大切に歩んできます!
2026年6月29日

